■ マツダ プレマシー モデルチェンジ推移2005年2月7日 |
マツダニュースリリースより
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Zoom-Zoomを注入した革新的な新型ミニバン「マツダプレマシー」を発表−家族全員が楽しさ、快適さを分かち合える「コミュニケーティブ&ダイナミック」ミニバン−
マツダ(株)はミニバン「マツダプレマシー」をフルモデルチェンジして、全国のマツダ系、マツダアンフィニ系およびマツダオ−トザム系販売店を通じて本日から販売を開始する。
新型プレマシーは、マツダが2002年に発表したアテンザ以降の新世代商品群の中で、初めてミニバン市場に投入する商品である。マツダのブランドメッセージである“Zoom-Zoom”をさらに深化させながら、革新的なパッケージングコンセプト「6+One(シックスプラスワン)」を採用、乗員全員がコミュニケーションを楽しみ、快適な移動を可能にする室内空間を実現している。
さまざまなシーンで心地よく使える機能性、マツダ車共通の運転する楽しみ、優れた取り回し性能を、マツダのデザインDNAを受け継ぐダイナミックかつ洗練されたスタイリングに包み込んでいる。
プレマシーの月間販売台数は、日本国内において3,000台を計画している。また、国内での導入以降、「Mazda5」(海外名)としてグローバル市場に順次投入される。
新型プレマシー開発主査の福永賢一は次のように語っている。「新型プレマシーの開発コンセプトは『コミュニケーティブ&ダイナミック』。乗員全員が心地よくコミュニケーションできる空間や機能、ミニバンのイメージを超える走りのクオリティ、スタイリッシュなデザインを高次元でバランスさせることにより、このセグメントにおける新しいスタンダードの確立を目指しました。ドライバーだけでなく、乗る人すべてに快適で楽しい移動空間を満喫していただきたいと思います。」
■新型プレマシーの主な特長は以下の通り。
−家族や友人と楽しくコミュニケーションできるパッケージング
−日常の使い勝手にこだわった卓越の機能性
−操縦安定性・乗り心地・静粛性を高次元でバランスさせたダイナミック性能
−スタイリッシュでクリーンなデザイン
■車両本体の全国希望小売価格は以下の通り。 |
(単位:円) |
グレード |
エンジン |
変速機 |
全国希望小売価格 |
消費税込 |
消費税抜 |
20F |
2000DOHC |
4AT
(アクティブマチック) |
1,743,000
|
1,660,000 |
20C |
2000DOHC |
1,848,000 |
1,760,000 |
20S |
2000DOHC |
2,058,000 |
1,960,000 |
23S |
2300DOHC |
2,289,000 |
2,180,000 |
■新型プレマシーの商品概要は以下の通り。
1. 家族や友人と楽しくコミュニケーションできるパッケージング
新型プレマシーの特長である「6+One(シックスプラスワン)」パッケージングコンセプト。大人6人が快適に乗車できる室内を基本とした上で、室内中央のオープンスペースを、便利さ、快適さ、楽しさを生む「+One」の空間として利用できる。また、多彩なシートアレンジ機能によって、乗車人数や荷物の量に応じた最適な室内空間の提供が可能になる。
・ 2列目シートには、多様に使える「カラクリ収納ボックス」(「20F」を除く)、7人目の乗車を可能にする「カラクリ7thシート」、7thシートの背もたれとなる「センターアームレスト」を採用。また、背もたれを回転することによってセンターウォークスルーが出現、1列目から3列目間の往来が可能。
・ 2列目シートの左右独立ロングスライド機構、3列目シートのワンタッチ分割可倒、2、3列目シートのヘッドレストの脱着が不要なダブルフォールド機構などによる多彩なシートアレンジ。
・ 260mmロングシートスライド、ラチェットレバー式シートリフター、チルト&テレスコピックステアリングを運転席に標準装備、体格の異なるドライバーに最適な運転ポジションを提供。
・ 広い室内空間を生むゆとりのボディサイズながら、クラス最小レベルの最小回転半径5.3mを実現。
2. 日常の使い勝手にこだわった卓越の機能性
新型プレマシーでは、マツダブランドの個性の中でも特に「創意に富む」の領域に注力、日常の使い勝手を向上させると同時に、ドライブを一層楽しいものにするための、さまざまな新機能を織り込んでいる。 ・ 両側スライドドアは開口幅700mm、操作感も軽快で、狭い場所や子供を抱えている場合のスムーズな乗降をサポートする。また、電動両側スライドドアをメーカーオプションとして設定。
・ ワンタッチウォークイン機構を2列目シートに採用。片手でレバーを引くだけで、3列目シートへの容易なアクセスが可能。
・ 2段階の高さで開くリアゲートは、身長にかかわらず快適な操作性を提供。また、リアゲートの素材に樹脂を採用することによって軽量化を実現。
・ アドバンストキーレスシステムを採用。カードタイプのキーを携帯することによって、キーを差し込まずにドアやリアゲートの施錠/開錠、エンジンの始動/停止が可能。(「23S」、「20S」は標準、「20C」はメーカーオプション設定)
・ 運転支援システム「予測進路線表示付フロント&バックモニター」をマツダ初採用。狭い場所での駐車や後退時の操作をサポート。(「20F」を除く全車にメーカーオプションとして設定)
3. 操縦安定性・乗り心地・静粛性を高次元でバランスさせたダイナミック性能
新型プレマシーでは、マツダの走りのDNAである「反応の優れたハンドリング」を継承しつつ、2列目・3列目シートの乗員が快適にくつろげる質の高い乗り心地を追求。従来のミニバンのイメージを超える上質で快適な走りを提供し、Zoom-Zoomの進化を具現化している。
・ 優れたパフォーマンスと環境性能を両立させる2.0L/2.3L MZRガソリンエンジンを採用。また、電子制御4速アクティブマチックATをトランスミッションに採用。
・ マクファーソンストラット式(フロント)およびマルチリンク式(リア)をサスペンションに採用。乗員数や荷物の積載量が状況によって異なるミニバンの特性を考慮しながら最適なチューニングを適用。
・ リニアな操作性の4輪ディスクブレーキシステムや、正確でしっかりした手応えの電動油圧ポンプ式パワーステアリングシステムによって、優れた操縦安定性を実現。
・ 一般的なヒンジドア車に劣らないボディ剛性を実現することによって、操縦安定性および乗り心地を向上。また、サスペンション取り付け部などの局部剛性にも注力してNVH性能をアップ。
4. スタイリッシュでクリーンなデザイン
「スタイリッシュ&クリーン」を基本テーマとして、誰もが親しみやすく、かつ飽きのこないデザインとしている。また、優れた機能性と“Zoom-Zoom”を同時に際立たせる、「調和の取れた存在感」を表現する。 ・ エクステリアでは、流麗なウェッジシェイプを基調として塊感
・コンパクト感を表現、広い室内空間を感じさせない、空力特性も充分に考慮した形状を実現。
・ インテリアでは、造り込みへのこだわりを感じさせる質感の高さ、優れた快適性と使いやすさを乗員全員に提供できる空間を具現化。
・ 「23S」と「20S」では、精悍でアクティブなエクステリアに、ブラック&シルバーを基調とするクールなインテリアを、「20C」と「20F」では、スマートな印象のエクステリアに、明るいオリーブ色を基調とする温かみとくつろぎを感じさせるインテリアを、それぞれ組み合わせて採用。
・ 「スタイリッシュ&クリーン」なスタイリングを際立たせるボディーカラーは計10色を設定。新色として「ファントムブルーマイカ」と「ステラシルバーメタリック」の2色を採用。
5. 世界水準の安全性能と環境保全への多角的で積極的な取り組み
・ 「SU-LEV」(平成17年基準排出ガス75%低減レベル)認定を全車取得。また、2.0L車は平成22年度燃費基準+5%を達成して、「グリーン税制」(低公害車優遇税制)に適合。
・ パッシブセーフティとして、マツダ独自の高剛性・安全ボディ「MAGMA」*1を、ミニバンの特性に最適化しながら採用。
・ SRS*2運転席&助手席エアバッグ、クラッシャブルブレーキペダル、水平移動式衝撃吸収ステアリングシステムを全車に標準装備。1列目から3列目をカバーする大型のSRSカーテン&フロントサイドエアバッグをオプション設定(「20F」除く)。
・ 歩行者保護の観点から、ボンネットとエンジンの隙間を拡大、さらにボンネットの衝撃吸収効率を高めるカウルトップ構造をマツダで初めて採用。
・ アクティブセーフティとして、4W-ABS、ブレーキアシスト、EBD(電子制御制動力配分システム)を全車に標準装備。また、DSC*3を「23S」および「20S」にメーカーオプション設定。 *1 「Mazda Geometric Motion Absorption」。マツダの全方向衝撃吸収構造ボディ。
*2 「Supplemental Restraint System」。乗員保護補助装置。
*3 「ダイナミックスタビリティコントロール(Dynamic Stability Control)」。雪道や凍結路など滑りやすい路面での走行、オーバースピードでのカーブへの進入、緊急回避のための急ハンドル時などによる車両のスピンや横滑りを低減する機構
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